1遺伝
まずは、遺伝による原因が考えられます。両親や祖父母など、家族の中に毛深い人がいたら、遺伝である可能性が高いです。
2多毛症
多毛症は病気です。何らかの原因でホルモン異常が起き、ホルモンバランスが乱れることによって発生します。
性別に関係なく体毛が局所的または全体的に濃くなってしまう無性毛型多毛症や、男性ホルモンの増加により軟毛が太く硬い毛に変化してしまう男性型多毛症があります。
男性型多毛症
この他、男性型多毛症では、月経不順、髪の毛が抜ける(頭の真ん中から額)、ニキビができるといった症状を伴うことが多いです。
血液検査によりホルモン量で判断することもできますので、不安であれば病院への受診がおすすめです。
3ストレス
毛が濃くなるのは、病気だけではなくストレスが原因となることもあります。
ストレスを溜め過ぎると、人間の体は副腎皮質ホルモンを分泌するようになります。実はこの副腎からは、男性ホルモン分泌する働きもあります。
4肉食に偏っている
体毛は、食事による栄養によっても影響されます。
特に、赤味の肉などに含まれる動物性たんぱく質は男性ホルモンを増加させる働きがあります。普段から魚や野菜よりも肉食メニューが多いと、男性ホルモンが増え、体毛が濃くなる傾向があるので注意しましょう。
全く摂らないようにするのではなく、魚や野菜と共にバランス良く食べるよう心がけることが大切です。
5睡眠不足
睡眠不足はホルモンバランスの乱れを引き起こす原因となります。特に深夜は、男性ホルモンが活発に分泌されやすくなる時間帯でもあります。この時間帯に起きて活動していると、男性ホルモンの量が増え、体毛が濃くなる傾向があります。
6喫煙
実は、タバコを吸う女性も体毛が濃くなる傾向があります。
タバコを吸うと、女性ホルモンの1つであるエストロゲンの生成が阻害されたり、分解されたりしてしまいます。
7過度なダイエット
かなり無理なダイエットは、体毛の濃さに影響します。
女性ホルモンのエストロゲンは、脂肪の中で代謝されます。ダイエットによって脂肪を減らし過ぎると、エストロゲンの量も減ってしまいます。それによって女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れ、体毛が濃くなる原因となってしまいます。これは、食事制限だけでなく、運動によって脂肪を落としても影響します。特に、体脂肪率が20%を下回っている時には要注意です。
8紫外線
紫外線を浴び過ぎても、体毛は濃くなります。紫外線は、肌を焼いたり、シミがを作ったりといった肌ダメージを与えるだけでなく、体毛も濃くします。
9こすり洗い、服のこすれ
入浴時の体の洗い方によっても、体毛の濃さは影響されます。
タオルやタワシなどでゴシゴシ体を洗うと、その摩擦刺激から守ろうと毛が濃くなります。紫外線同様、外部からの刺激が大きいと、その分体毛も濃くなる傾向にありますので、注意しましょう。
10カミソリなどによるムダ毛処理
カミソリなどを使ってムダ毛処理をしていると、その摩擦刺激によって毛が濃くなることもあります。処理する時は、出来る限り肌へ刺激を与えないように、滑りをよくするクリームなどを塗って行うことが大切です。
ただ、毛を剃ること自体では、毛量が増えたりするわけではありません。剃毛することで毛先の断面が広くなるので濃くなったり、毛量が増えたり見えるだけです。
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